人付き合いが苦手だからといって、生きていくことはできるし、孤独でも何の問題もありません。
友達がいる、恋人がいるということには、メリットもあればデメリットもあります。
「孤独だから…」「寂しい…」とネガティブに考えすぎずに、少し開き直った考えを持って、気楽に生活していけば良いんです。
人付き合いを難しく考えすぎ
簡単に言っってしまうと、苦手意識というのは考え方の違いみたいなものです。
むちゃくちゃ話が上手くて、どんな人とでも仲良くなれる性格になる
となると、話術とか学ばないとダメなんでしょうけど、
大人しい性格で…
人と話すのが苦手で…
という感じで、普通に話せるようになるなんていうのは、それほど難しいことではありません。
人付き合いが苦手な人は、それを難しく考えすぎているんですよね。
以前、友達に相談されたことがありました。
彼は、大人しい性格で、周りから「ノリが悪い」など言われて気にしていたんです。
大人数で集まった時とか、宴会部長のような盛り上げ役になれなくても良いから、その場にいて一緒に楽しみたい
と言っていました。
確かに、話に加われなかったりすると、その場にいるだけの存在になるし、肩身の狭い思いをするかもしれません。
でも、そういう場に参加するだけマシだと思うんですよね。
本当に人付き合いが苦手で嫌な人は、参加することもないですから。
孤独では生きられない?
でも、一人でいることが悪いことでもないんですよね。
孤独
というと、悪いイメージがありますけど、その当人が納得していれば、何の問題もないんですよね。
よく、人は一人では生きられないなんて言いますけど、果たして本当なんでしょうか?
私は生きられると思っています。
周りに友達や知人がいた方が、何か困ったことがあったら助けてくれることもあります。
でも、いなかったらいなかったで、自分で乗り越えれば良いだけです。
一人だと、どうにもならなくて無理な時もある
と言うかもしれませんけど、結局最終的には自分で判断して乗り越えないといけないことばかりですから。
一人だって生きていける!
私が言いたいのは、友達や恋人がいなくて、孤独を感じていたとしても、生きていくことはできるということです。
本当に何か困ったことがあったら、お金は掛かりますけど、弁護士さんに相談するとか便利屋さんに頼むとか、いろいろ手段はあるはずです。
例えば、病気になっても誰もいなければ、治らないし悪化させてしまいます。
普通は病院に行って医者に診てもらうわけで、そこでは人と接します。
買い物に行って食べ物買おうとしても、店員もいなければ、商品を運ぶトラックの運転手もいない…商品を作る人もいない…となると、生きていくことはできません。
孤独で構わない
前の職場にいた鈴木さん(仮)というおじさんがいました。
本当に孤独という言葉が似合う人で、みんなで食事に行ったり、飲みに行ったり全然、しない人でした。
話し掛ければ、普通に話はするんですけど、自分から輪に入ろうとしない人でした。
一度、その鈴木さんと2人で出張に行くことになって、その時に、いろいろな話をしたんです。
本当に孤独な人で、驚きました。
まず、両親はもう亡くなっていて、一人っ子だから兄弟もいなくて、親戚との付き合いも全くないということでした。
20代後半に結婚したけれど、上手くいかなくて、最後は奥さんの浮気が原因で離婚。
それ以来、女性と付き合うなんてこともなかったようです。
友達も少ないながらもいたようですけど、一人の友達にお金を貸したらしく、いろいろトラブってしまって…。
他の人とも、裏切られるようなことがあって、だんだん疎遠になって、今は全く付き合いがないと言っていました。
そんな感じだったから、あんまり人を信用しなくなったし、深く付き合うのはやめたようなんです。
一応、仕事しないと生活できないから働いてるけど、朝起きて、出勤して仕事して、終わったら家に帰って一人で過ごして…。
休みの日も、家でのんびりしてるか、出掛けるとしても買い物に出掛けるくらいで…。
職場の人とは接することがあるし、買い物に行った時に店員さんと接するようなことはあるけれど、それ以外は全くないようです。
恋人もいなければ、友達もいない状況でも、欲しいとも思わないらしいんです。
一人で寂しいとか思わないんですか?
って聞いたら
全く思わない
って答えてました。
一人の方が気を使うこともないし、本当に気が楽なんだよな
俺みたいなのは、確実に孤独死するけど
なんて言ってましたね。
本当に孤独が好きな人なんだと思いました。
その後、私は転職して、しばらくして偶然会ったことがあったんです。
鈴木さんは、今でも職場にちゃんと勤めていましたけど、再婚とかせずに独り身だと言っていました。
やっぱり友達や恋人がいた方が幸せ!
また、違うケースもあります。
大沢くん(仮)は、学生の頃にいじめられたことがあって、友達もいないし、人付き合いも仕事上の会話できないしなど、最低限のことしかありませんでした。
当然、恋人ができることもなく、独りぼっち。
親や親戚ともかく、親しく会話することもなかったそうです。
「どうせ、嫌われるだろうし、話をするのも面倒だ」と思っていたんですね。
でも、ある人との出会いで、その考えが変わります。
仕事関係で知り合った田村さん(仮)は、大沢くんの2歳歳上。
何度か、やり取りをしているうちに、飲みに誘われました。
あまりお酒は得意じゃないし、飲みに行くくらいなら、さっさと家に帰って、一人でゆっくりしたい大沢くん。
一度は断ったんですけど、その後何度か誘われたため、正直嫌々行くことにしたんです。
ただ、この時にいろいろ話をしてくれて、田村さんも中学生の時にいじめを受けたようなんです。
「その後、人と接するのが怖くなったし、誰も信じられなくて…」
「一人の方が楽だと、引きこもった時もあって…」
という感じで、大沢くんからすれば、
「一緒ですよ」
「その気持ち分かります」
「嫌になりますよね」
と、すごく自分と似たような気持ちを経験している人なんだと、妙に親近感を持ったんですね。
社交的になれました
他にも、好きなテレビや音楽、趣味的な話も、すごく合っていて、初めて人との会話が楽しいと思えたそうです。
その後も、何度か会って話をする度に、どんどん仲良くなっていき、田村さんの前だと、明るく振る舞えたし、本音も言えたんです。
田村さんは、一時期は捻くれた考えを持ってましたけど、「このままじゃダメだ」と思って、人と積極的に付き合うようにして、ある程度、社交的になれたそうです。
田村さんの話を聞いているうちに、「自分ま変わらないといけない」と大沢くんも思うようになりました。
田村さんが友達と集まるような場に参加したりして交遊関係を広げたり、田村さんの彼女さんの後輩女性を紹介してもらって付き合うことになったり、以前とは大きく変わったんですね。
大沢くんは、「今はとても幸せだ」と言ってました。
「一人でも構わない」と思っていたけど、一緒にいてくれる彼女や仲間がいてくれるのは、本当に嬉しいことのようでした。
人付き合いがなくても生きていける
2人のケースを見て頂きましたけど、どうでしょう?
友達がいた方がみんなで遊んだりして楽しいこともあるし、彼氏や彼女がいた方がデートして幸せな時間を過ごせたり、良いこともあります。
でも、友達がいないとダメとか、恋人がいないとダメってことでもありません。
人付き合いってものをしなくても、生きていくことはできるんです。
クリスマスに、周りは恋人同士でイチャイチャしてて、それを横目に一人ぼっちで過ごすのは寂しいかもしれませんけど、一人でも過ごすことはできるはずです。
友達がいれば、休みの日に一緒に遊んだり楽しむこともできるけど、一人で家にいることもできるし一人で出掛けることだってできます。
軽い気持ちでいましょう
要するに、友達がいなくたって恋人がいなくたって、人付き合いが苦手だって、何の問題もないんです。
どうして私は人付き合いが下手なんだろう…
異性を前にすると全然話せない…
でも、このままじゃ良くない!
よし、頑張って話そう!
と思って、人付き合いが劇的に良くなって、苦手意識もなくなるのなら良いと思うんですけど、
やっぱり上手くいかなかった…
どうせ私なんて…
と、余計に苦手意識が強くなってしまうくらいなら、
一人でも生きていけるんだ!
一人なら気を使わないし、気楽で良いところもある!
ちょっとくらい人付き合いが上手くいって、仲良くなれたらラッキー!
なんて、軽い気持ちでいた方が良いんです。
深刻に考えすぎないで、開き直るくらいの方が気が楽ですよ。