寡黙と言われるのが、本当に嫌でした。
確かに、無口で大人しいタイプなので、そう言われても仕方がないことなんですけど、本当は楽しい話をしたいと思っていました。
それでも、上手く話せずに黙り込んでしまって、ただ話を聞いているだけ。
ただの、つまらない男にしかなれませんでした。
話をして楽しい人って、周りから好かれますよね。
「この人ともっと話をしたい」と思われることもあるでしょうし、男同士であれば仲の良い友達にもなれると思います。
女性相手であれば「一緒にいて楽しい」と思われて、モテるんでしょうね。
すごく羨ましい話です。
「暗い奴」と言われるよりは、まだ「寡黙」と言われた方が良いのかもしれませんけど、大人しくて喋らないということですから、あまり変わりません。
学生の頃も、一応同級生と少しは話せましたけど、自分から話を振ったりすることもできないし、まして面白い話をするなんて、絶対に無理なことでした。
話し掛けられて、なんとか返せるような感じで、大笑いして会話をするようなことはなかったですね。
「女性は話好きだから、聞き上手になれば良い」なんてものをネットで何度も見たことがありました。
「それじゃあ、聞き上手になるぞ!」と思ってみても、ただ黙って聞いていても、話が盛り上がるようなことなんてないんですよね。
以前あったのが、知り合いの女性が「この前、〇〇に行ってきたんだよね」と話掛けてくれました。
私ができた返事は「へぇ~そうなんだ」でした。
そんなんじゃ、会話が続くわけないですよね。
私はその場所は聞いたことはあるけど、行ったことはありませんでした。
後から考えれば、何か有名なのか?何か美味しいものを食べたのか?誰と行ったのか?など、いくらでも聞けることはあります。
電車で行ったのか、車で行ったのか?そんな質問でも、少しは話が続くわけで。
とにかく頭の回転が悪いと言いますか、何を話して良いのか、聞いて良いのか、とっさに思いつかないんです。
まともに話すこともできないし、聞き上手にもなれないし、もうどうして良いのか分からなくなっていました。
聞き上手になれました!
会話が上手くなりたい!と真剣に悩んでいたら、それなりに会話が盛り上がるようになりました。
全て、この会話ノウハウのおかげなんです。
これを読んで痛感したのが、無理に面白い話をする必要はないということでした。
「明るく楽しい人じゃないと、人から好かれない」と、勝手に思い込んでいたんですよね。
ちょっとしたコツをマスターしてしまえば、どんどん会話は盛り上がるようになるし、周りからも好印象を持たれるようになるんですよね。
今の私は、話し上手でもありません。
自分からベラベラと面白い話をできるわけでもないんです。
ただ、「こういう話題を振れば良い」「こういうことを聞けば良い」ということが分かったので、ただそれを会話の中で使っているだけなんですね。
そういうことをしているうちに、「話しやすい人」という印象を持たれるようになったんです。
自信を持って「聞き上手です!」と言えるかもしれません。
こちらがベラベラ話さなくても、相手がどんどん話してくれるので、すごく楽です。
それでいて、相手も楽しそうに話をしてくれるし、そんな笑顔を見れると私も気分が良いし。
今は人間関係が絶好調です。
せっかく良い人付き合いができるようになっていますので、これからも順調にいけるようにしたいですね。
あまり調子に乗って変なことを聞いたりして、相手を不快にしては意味ないですから、楽しく気持ちよく会話ができるように、これからも人に好かれる会話術を参考にして、自分なりに工夫していきたいと思っています。
こんな寡黙な私でも人間関係が上手くいくようになるなんて、本当に嬉しいですよ。