ベラベラ面白いことを話せる人が、とても羨ましいと思ってました。
自分もそうなりたいと思っていても、全くなれないし、ただの口下手野郎で終わりです。
学生時代も友達も少ないし、女子と話したのなんて、ほとんど記憶にないほどでした。
本当は面白い話をして、みんなを笑わして、「クラスの人気者!」「ムードメーカー!」なんてものになりたかったです。
でも、口下手ですし消極的ですから、そんなものになれるわけはありません。
同級生数人とは友達という感じでいられましたけど、友達が学校を休むようなことがあると、一人ぼっちになってしまいます。
女子との会話となると、ほぼありませんでした。
自分から話し掛ける勇気もありませんでしたね。
何か用事があって女子の方から話し掛けてくれたとしても、恥ずかしさもあって、少しの会話で終了してました。
大人へと成長しても、何も変わりません。
コミュ力がなさ過ぎなまま、大人になってしまいました。
相手がグイグイ話をしてくれる人だったら、まだ話は続きます。
続くというか、ただ相手の話を聞いているだけで、こっちはほとんど言葉を発していないような状況なんですけど。
それでも無言のままの沈黙という恐怖を、味わうことはありません。
問題は、相手も話をしないような人の場合です。
そもそも何を話せば良いか分からないんですね。
一時期、「こちらから質問するようにしよう」と思って、あれこれ質問して会話を広げよう!盛り上げよう!と思って、実行に移したこともありました。
でも、単調な質問になってしまうし、方向性のない質問になってしまうし。
その頃に、「あいつとの会話は疲れる」と陰口を言われているのを聞いたことがあって、一気に自信喪失。
ただでさえ、会話に自信がなかったところで、さらに苦手意識が強くなったことがありました。
生きていくためにはお金が必要だし、そのためには働かないといけないし…。
でも働くとなると、どうしても人付き合いというものは必要になってくるし、周りの人と打ち解けることなく、黙々と仕事をしていても、職場にいづらくなってくるし…。
プライベートでも、どこに行くにも一人ぼっちだし。
本当に毎日つまらなくて、「口下手って本当に生きづらいよ」と、毎日のように思っていました。
生きづらいから生きていて楽しいに!
そんな私にも転機が訪れてくれました。
この会話術と出会ったからです。
これのおかげで、孤独な生活が一変しました。
友達100人できたわけではないんですけど、口下手というものは完全に克服できたと思います。
特に難しい内容の話をするわけでもなく、何か知識がないと説明できないような内容でもなく、簡単な話なんですけど、会話がすごく弾むんです。
Aの話をしていて、そこからBの話になって、Cの話になって…とどんどん発展していくような感じです。
時には、話が途切れて無言になるようなこともありますけど、全く気になったりもしませんね。
恐怖心のようなものも無くなりました。
また、こちらから話題を振って話し掛ければ、楽しい会話になる自信がありますからね。
「ちょっと休憩!」くらいにしか思いません。
会話って、本当に不思議なものだと思いました。
全く同じ日本語というものを喋っているのに、相手の反応が違うんですよね。
私が話をすることで、相手が笑顔になってくれるんです。
話をすればするほど、相手が心を開いてくれるのも分かるし、どんどん親しくなれていきます。
それは男女関係なくですね。
今までは自分のことが嫌だったし、「自分なんて受け入れてもらえない」なんて思ってましたけど、ありのままでいれば、受け入れてもらえるものです。
社交的でなく消極的だった私が、かなり社交的になって、最近では職場で意見をまとめたり、リーダーシップを取るようなこともあるほどなんです。
「あまり調子に乗ると失敗する」なんて心配もありますけど、こればかりは人に好かれる会話術さえあれば、絶対に大丈夫!という自信が持てるほどですね。
「生きづらい」と思っていた自分は、完全に過去のことです。
今は毎日、楽しくてとても幸せです。