雑談上手になるのは、意外と簡単なんですよね。
私も、とにかく苦手でした。
そういう場になると、何を話して良いのか…どうして良いのか…ただただ分からず、黙ってしまうことばかりでした。
本当に苦しい時間で、すぐにでも逃げ出したくなる思いでした。
雑談というと、他愛もない話、言い方は悪いかもしれませんけど、どうでも良い内容の話という感じですから、それこそ深く考えることなく、適当に話をすれば良いだけなんですよね。
でも、それが出来ないんです。
適当な話でも、上手く会話のキャッチボールができて、話が盛り上がるようなら、楽しいんでしょうけど、私の場合はまともにキャッチボールもできず、変なところにボールを投げてしまってばかりでした。
その時の相手の「何を言ってるんだ、こいつは?」というな顔、不快そうな顔、つまらなそうな顔、忘れられません。
そうすると、会話することがトラウマのようになってしまって、雑談が怖くなってしまいました。
自分も嫌な思いをしたくありませんし、相手にも嫌な思いをしてほしくありません。
自然と、そういう場を避けるようになりました。
辛かったですね。
楽しそうにベラベラと話している人を見ると、すごく羨ましかったですし、反対に自分が会話力が情けなくなりました。
雑談が楽しくて仕方がない!
でも、上手くいくようになると、楽しくて仕方がありません。
自らどんどん会話に入っていくようになりました。
キャッチボールも、上手くいくようになったんです。
気を使いすぎて上手く話せなかった上司とも、家族の話、お子さんの話など、いろいろ話すことができました。
同僚とも、車のことや趣味の話など、楽しく話せました。
女性陣とも、休みの日のことや、美味しい和食屋さんの話ができました。
しかも、今度一緒に食べに行く約束までできました。
それは単に社交辞令で、行くことはないのかもしれませんけど、今までそんな約束すらしたこともなかったので、そこまで会話が盛り上がったこと自体、嬉しかったですね。
今は、雑談が楽しくて楽しくて、休憩時間やちょっとした空き時間が、待ち遠しいです。
雑談は難しいと思ってましたけど、そんなに難しいものでもないし、どちらかというと簡単なのかもしれませんね。
相手を説得するとか女性を口説くとかではないわけですから、考え過ぎてしまうと、余計に上手くいかなくなるんです。
力を抜いて、楽しもうと思って、話をすることができれば、どんどん雑談は楽しくなりますよ。